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北本市AED普及推進計画

 北本市では、この度、自動体外式除細動器(AED)の設置促進並びに普及啓発を図るため、「北本市AED普及促進計画」を策定しました。

計画の体系


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計画の概要
  (1) 計画の趣旨
 北本市では、市民が市民を救う基本的な理念として人命救助の思想を普及するとともに、心肺停止者の救命率の向上を図ることで、市民が安心して暮らせるまちづくりを目指す。
 このため、心肺停止による突然死から市民の尊い命を守るため、公共施設や公園、市民が多く立ち寄る民間施設などへの自動体外式除細動器(AED)の設置 促進、効果的に使用するための救命講習会の受講促進、AEDの必要性や有効性の普及啓発など、「北本市AED普及推進計画」を定めるものである。
  (2) 計画の推進
 この計画は、次の4項目から構成されている。
 ア AEDの設置促進
 イ AED貸し出し制度の普及推進と活用促進
 ウ 救命講習会の受講促進
 エ AEDの普及啓発
 オ AED設置届出システムの活用
  (3) 計画の期間及び目標(平成18〜22年度)
 この計画は、5年間とし、次の目標の達成に努める。
 ア 市内のAEDの設置が望まれる施設の設置台数 約90台
 イ 救命講習会の受講者数  約1,000人(年間約200人)

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計画の背景
   全国では、病院以外で約2万人が突然の心肺停止で亡くなっており、この数は、交通事故死の約2倍にもなっている。また、県内の心肺停止でなくなっている方は、年間1,820人と推計されている。
 心臓発作などによる心臓停止に対する救命措置としては、心肺蘇そ生 法に併せて、自動体外式除細動器(AED)の効果的な活用が有効と言われている。心肺停止後、救命処置が1分遅れると生存率が10%減少すると言われてお り、こうした現状を踏まえ、平成16年7月から、AEDが一般人(非医療従事者)でも使用できるようになり、多くの救命実績が報告されている。
 また、北本消防署並びに北本東分署における救急出場件数は年間約2,000件強あり、そのうち、心肺停止患者については年間約50件となっている。
 一方、米国シアトル市は、病院に搬送する前の救命処置の先進地であり、心肺蘇生法の市民普及率は約70%にもなっている。
 また、全市的に行われる市民の救急救命体制への高い意識があり、AEDは市内すべての公共施設に配置され、一刻を争う現場では市民の救命活動が大きく貢献している。
 埼玉県では、シアトル市を将来の目標として、平成18年度から官民一体となったAEDの設置促進や普及啓発などに取り組むこととし、市町村や民間が AEDの設置や運用を個別に行うのではなく、県全体として統一的な整備を図るため、「埼玉県AED普及推進計画」を策定している。
 北本市では、この「埼玉県AED普及推進計画」に基づき、本市におけるAEDの設置促進や普及啓発を目的とした「北本市AED普及推進計画」を策定した。

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北本市AED普及推進計画(全体計画)
  (1) AEDの設置促進
 AEDを設置する等の法令は、現在、日本にはないが、AEDを活用した迅速な救命処置を行える体制を一刻も早く普及させる必要がある。このため、概ね5 年間で、市全体で約80台のAEDの設置促進を図る。すでに、本市では平成18年6月に市内の公共施設27カ所にAEDを設置(体育センターについては指 定管理者が設置(平成18年4月))している。
 その後、平成19年4月には子供公園に、平成20年4月には4保育所1療育センター、そして2つの民間保育園にAEDを設置してきた。今後も公共施設へ のAEDの設置推進を図る。なお、平成20年4月より小児用電極パッドを市が設置したすべての施設に導入した。
 また、民間施設への普及にあたっては、AEDの設置が望まれる施設や管理方法、表示のあり方など、基本的な考え方をまとめた「埼玉県AED普及推進ガイドライン」を参考とし、AEDの普及と設置促進を図る。

 ア AEDの設置が望まれる施設
  (ア)市民が多く立ち寄る施設(公共施設やスーパーなど)
  (イ)発生率が高い施設(スポーツ施設など)
  (ウ)市民の認知度が高い施設(コンビニや銀行など)
 イ AEDの設置が望まれる計画台数
区分 計画台数(設置台数)
市の施設 37台(36台)
公的な施設 7台(7台)
民間の施設 約50台(27台)
合計 約90台(70台)
 計画台数は、AEDの設置が望まれる施設にAED1台とした。
 市及び公的な施設におけるAED設置施設は別表参照。
 民間の施設については、確認できた施設とした。
  (2) AED普及推進計画貸し出し制度の普及推進と活用促進
 主に市民を対象としたイベント主催者に対し、一定条件の下にAEDを貸し出し、イベントに参加中あるいはその周辺での心室細動等による心肺停止者に対応できるよう「北本市自動対外式除細動器(AED)貸出要綱」を策定した。この制度を貸出制度を広く各種団体・事業者等が活用できるよう普及推進に努めるものとする。
  (3) 救命講習会の開催と受講促進
 心肺停止状態の傷病者が発生した救急現場に居合わせた者(バイスタンダー)が、迅速にAEDを用いて除細動を行うことが心肺停止状態の傷病者に有効である。
 このため、市民がいつでも・どこでも・だれもがAEDを効果的に使用できるよう埼玉県央広域消防本部や日本赤十字社北本支部など関係機関の協力を得て、 救命講習会を開催するとともに年間200人、5年間で1,000人のAEDを含む救命講習会の受講促進を図る。
 救命講習会の受講促進にあたっては、市ホームページや広報紙などにより、救命講習会の開催を掲示し、受講促進を図る。
  (4) AEDの普及啓発
 AEDが未だ認知されていない現状にあっては、AEDの機能や操作方法など広く市民に普及啓発を行う必要がある。このため、AEDの必要性や有効性を理解していただくためのAEDの一般知識や操作方法を記載したパンフレット等を作成し、普及啓発を図る。
 また、AEDの設置場所に八都県市共通の「AEDマーク」の掲示や市ホームページなどによるAED設置場所が市民に分かる体制整備を推進する。
  (5) AED設置の届出システムの活用
 市民がAEDを効果的に活用するためには、市内の設置場所やAEDの利用方法が誰だれで も容易に把握できるシステムが必要である。このため、埼玉県ではAED設置者の協力を得て、AEDの設置、変更又は廃止の情報を届出していただく「埼玉県 AED設置等届出システム」を構築している。この届出されたデータについては、関係機関への情報提供や県ホームページなどにより公表されるため、本市とし ては、このシステムを活用するとともに、市民や事業者に対して普及啓発することを推進する。

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計画の推進
  (1) 北本市の役割
 北本市は、「北本市AED普及推進計画」を進めるにあたり、次の役割を担う。
     ア 救命講習会の開催と受講促進
 市は、救命講習会を定期的に開催するとともに、市ホームページや広報紙等を通じて、市民に対して受講促進を図る。
 また、市職員がAEDを効果的に使用できるよう市職員を対象とした講習会も開催する。
     イ 市内公共施設へのAED設置
市内公共施設にAEDを設置する。
     ウ AED普及啓発
 市は、パンフレットや市ホームページの他、自治会の会合等、様々な機会を活用し、AEDの必要性や有効性などについて普及啓発する。
     エ AED設置情報の公表
 市は、市ホームページや広報紙を通じて、AED設置情報を広く市民に公表する。
  (2) 民間事業者の役割
     ア AEDの設置促進
 民間事業者は、AED設置の必要性や有効性を検討し、積極的にAEDの設置に努める。
     イ 救命講習会の受講促進
 民間事業者は、従業員の誰でもがAEDを使用できるよう救命講習会の受講を推進する。

別表 北本市におけるAED設置施設一覧(平成21年7月1日現在)

No. 施設名 No. 施設名
1 市役所 23 中丸東小学校
2 文化センター 24 北本中学校
3 南部公民館 25 東中学校
4 北部公民館 26 西中学校
5 西部公民館 27 宮内中学校
6 東部公民館 28 体育センター(指定管理者設置)
7 中丸公民館 29 子供公園
8 勤労福祉センター 30 中央保育所
9 コミュニティセンター 31 東保育所
10 学習センター 32 栄保育所
11 あすなろ学園 33 深井保育所
12 健康増進センター 34 こども療育センター
13 総合福祉センター 35 中丸保育園(民間施設)
14 野外活動センター 36 高尾保育園(民間施設)
15 北本総合公園  37 北本消防署(県央設置)
16 石戸小学校 38 北本東分署(県央設置)
17 中丸小学校 39 県立北本高等学校(県設置)
18 南小学校 40 自然学習センター(県設置)
19 西小学校 41 北本駅西口ビル市民交流プラザ
20 北小学校 42 桶川北本水道企業団(企業団設置)
21 栄小学校 43 市役所(第3庁舎:貸出用)
22 東小学校    

◎No.35・36の民間保育園については、市が設置したので一覧に含めた。
◎No.41の市民交流プラザについては、自動販売機とセットでの設置(社会福祉協議会)

ダウンロード

「北本市AED普及推進計画」(PDF:668KB)

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